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回腸嚢炎の治療指針

(2017年1月改訂)

回腸嚢炎の診断はアトラスを参考にする。

  1. メトロニダゾール(500mg/日)またはシプロフロキサシン(400〜600mg/日)の2週間投与を行う。効果が不十分な場合はメトロニダゾールまたはシプロフロキサシン、あるいは2剤を使用して4週間を目安として投与する。さらに効果が乏しい場合はほかの抗菌剤の使用を考慮する。難治例のなかには抗菌剤の長期投与を要する例があるが、副作用の出現に留意し、薬剤の減量を図る。


  2. 抗菌剤治療抵抗例に対しては、可能であれば5-ASA注腸/坐剤、ステロイド注腸、ベタメタゾン坐薬などを加える。脱水を認める症例では補液を行う。これらの治療により効果が得られないか再燃寛解を繰り返す場合は、専門家に相談し治療を進めることが望ましい。


  3. 免疫調節薬、インフリキシマブ、血球成分除去療法が有効な場合がある。


  4. 治療不応例は、感染性腸炎合併の可能性を再度考慮する。

出典:回腸嚢炎治療指針(0.13M), 潰瘍性大腸炎・クローン病 治療指針 平成28年度 改訂 (平成29年1月25日). 厚生労働科学研究費補助金 難治性疾患克服研究事業 「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」(鈴木班) 平成28年度分担研究報告書. p349, 2017年3月

 

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