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医療関係者の方へ

GMAのこれまでとこれから:GMAのクリニカルパール探求

Adacolumn Clinical Pearl

アダカラムインタビュー記事シリーズ

GMA 20年をこえる臨床知見からの提言

全国の先生方より、消化器および皮膚領域における最新の診療状況を踏まえた上で、様々な視点から顆粒球吸着療法(GMA)の日常診療における活用方法や工夫、メリットや課題についてお話いただきます。

IBD:炎症性腸疾患、UC:潰瘍性大腸炎、CD:クローン病、PP:膿疱性乾癬、PsA:乾癬性関節炎(関節症性乾癬)

※先生のご所属先および役職、治療指針等は掲載時点の情報です

シリーズ一覧※新着順

東京都アダカラム
インタビュー記事シリーズVol. 62

GMAをはじめとしたIBD診療における 患者QOL向上のための施策

町田胃腸病院 副院長・内視鏡センター長
寺本 忠 先生

IBD患者さんのQOL向上のためには、治療の効果や安全性はもとより、侵襲の少ない検査や診療へのアクセスの良さなど治療以外の負担軽減も望まれています。そこで今回は、癌化サーベイランスなど長期フォローアップを行う上で重要となる患者QOL向上のための取り組みに関して、Webによる内視鏡予約やジェンダーを考慮した内視鏡専門医の存在など、様々な施策の実際について伺いました。さらに、GMA施行時の工夫やUC維持療法における可能性についても併せて解説いただきました。

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東京都アダカラム
インタビュー記事シリーズVol. 61

潰瘍性大腸炎関連腫瘍の サーベイランスおよび治療の現況と GMA維持療法の可能性

虎の門病院 消化器内科(胃腸) 医長
松井 啓 先生

UCは罹病期間が長くなると慢性炎症を背景としてDysplasia発症のリスクが上昇するため、UC関連腫瘍(UCAN)の早期発見に向けた、内視鏡による定期的なサーベイランスが重要となります。この際、炎症が持続する粘膜では病変の発見も困難になることから、可能な限り炎症がコントロールされた状態での内視鏡検査と、その安定状態を持続させることによる発癌リスクの抑制が望まれています。そこで今回は、UCANに対する診療の実際について、標準治療となる全大腸切除術以外の選択肢も含め、最新の知見とこれまでの臨床経験から解説いただきました。さらに、UCの寛解維持療法におけるGMAへの期待についても併せて伺いました。

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北海道福岡県アダカラム
インタビュー記事シリーズVol. 60

北と南のエキスパートが語る IBD診療の現況とこれからの未来像 【後編】IBD診療のこれからの未来像

札幌医科大学医学部 消化器内科学講座 教授 仲瀬 裕志 先生 (写真左) 
福岡大学医学部 消化器内科学講座 主任教授 平井 郁仁 先生 (写真右)

前回の対談【前編】では、大きな変革の時を迎えているIBD診療の現在に関して、これまでIBD診療をリードされてきたお二人の先生方よりお話を伺い、臨床における実情と課題、更にその対策について解説いただきました。そこで今回の後編では、前編の討議を踏まえ、今後のより良いIBD診療の未来を構築するために、必要となる知見や体制に加え、情報テクノロジーの活用など、COVID-19の経験等に基づいた新たな展望についてお話を伺いました。

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北海道福岡県アダカラム
インタビュー記事シリーズVol. 59

北と南のエキスパートが語る IBD診療の現況とこれからの未来像 【前編】IBD診療の基本を見直す

札幌医科大学医学部 消化器内科学講座 教授 仲瀬 裕志 先生 (写真左) 
福岡大学医学部 消化器内科学講座 主任教授 平井 郁仁 先生 (写真右)

近年のIBD診療は、カプセル内視鏡などのモダリティや便中カルプロテクチンなどバイオマーカーの新規開発に加え、様々な機序の分子標的薬の登場による治療選択肢の多様化など、大きな変革を遂げました。さらに、多科多職種連携や地域医療連携の推進、共同意思決定(SDM)の一般化、STRIDE-IIにおける治療目標の設定など、IBD診療を取り巻く環境も変化の時を迎えています。そこで今回は、IBD診療をリードされてきたお二人の先生方よりお話を伺い、IBD診療の現在と未来について総括いただきました。その前編では、現在のIBD診療の基本について見直し、再評価をお願いしました。

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滋賀県アダカラム
インタビュー記事シリーズVol. 58

IBDの病態形成における腸内細菌叢の役割と 今後のGMAへの期待

滋賀医科大学 消化器内科 講師
西田 淳史 先生

炎症性腸疾患(IBD)の病態形成をはじめとして、腸内細菌叢の乱れである"Dysbiosis"が生体に与える影響について、世界各国で研究が行われています。腸内細菌叢をターゲットとした治療に関してもDysbiosisの解消に向けた糞便移植の臨床研究が数多く実施されており、比較的安全性が担保されている治療法として、特に潰瘍性大腸炎(UC)に対する効果が多く研究されています。そこで今回は、IBDにおける腸内細菌叢研究の現況についてご解説いただき、併せてUCの治療上の課題やGMAの活用法についてお話を伺いました。

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東京都アダカラム
インタビュー記事シリーズVol. 57

地域医療連携における内視鏡検査の実際と GMAに期待される役割

関東中央病院 消化管内科 部長 渡邉 一宏 先生

消化器内視鏡は、IBDの病勢把握はもとより消化管止血やがんの早期発見から切除まで、幅広く患者さんの健康を支える必要不可欠な診療デバイスとなっています。その一方で、受診者にとって内視鏡検査に伴う負荷は決して小さいものでは無く、併せて限られた医療資源の最適化のためにも、がんのスクリーニング内視鏡検査、特にピロリ未感染・ピロリ除菌後胃がん、UC関連大腸がんなどのサーベイランスにおける適切な検査間隔の設定が望まれています。そこで今回は、地域の中核病院におけるIBDを含む内視鏡検査の実際や、UCにおける5-ASA不耐の対策などに関して解説いただき、さらにGMAに期待される役割についても伺いました。

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兵庫県アダカラム
インタビュー記事シリーズVol. 56

最適化されたIBD診療の実現に向けた 均てん化の意義とGMAの可能性

徳洲会 高砂西部病院
消化器・炎症性腸疾患内科(消化器IBD内科)部長 / IBDセンター長
西村 東人 先生

炎症性腸疾患(IBD)患者は増加の一途を辿る一方、診療を担う専門施設やIBDの専門医をはじめとした医療従事者のリソースには限りがあるのが実情です。このため、患者が一部のIBD専門施設へ集中して地域においては診療格差が生じています。そこで今回は、個々の患者に適した医療を提供するために、今後のIBD診療の均てん化に向けた課題と対策について解説いただき、併せて豊富なIBD治療選択肢の中から、地域医療におけるGMAの役割の可能性についてもお話を伺いました。

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熊本県アダカラム
インタビュー記事シリーズVol. 55

IBD診療における疾患啓発および災害対策の意義とGMAへの期待

大腸肛門病センター高野病院 院長
高野 正太 先生

IBD患者数が増加を続ける中、疾患の早期発見と早期治療介入に向けて、一般生活者におけるIBDの認知率向上が望まれています。特に肛門病変は、痔と思い込み市販薬で我慢したり、恥ずかしさなどから来院が遅れる場合も散見されるため、疾患啓発の意義が大きい分野です。IBDに限らず、痔も早期治療介入が重要であり、また増加を続ける大腸癌の早期発見のためにも、来院や検診受診を促すための情報提供が期待されています。そこで今回は、実例とともに疾患啓発活動について解説いただき、併せてGMAへの期待について伺いました。

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青森県アダカラム
インタビュー記事シリーズVol. 54

IBDの病態解明に向けた新たなアプローチと今後のGMAへの期待

弘前大学大学院医学研究科
消化器血液内科学講座 教授
櫻庭 裕丈 先生

IBDの発症機序や病態の解明は、新たな治療の創出にも寄与することから、炎症の成立および増悪をはじめとして腸管粘膜のバリア機能や腸内細菌叢など、多岐にわたる研究が世界中で行われています。これら近年の研究結果から、IBDの病態は疾患感受性遺伝子を代表とする"遺伝的要因"、食事や衛生などの"環境要因"、腸内細菌叢も関与する"粘膜免疫応答"が相互に作用して形成されると考えられています。そこで今回は、現在のIBD病態解明に関するTopicsと新たな治療の可能性について解説いただき、併せてIBD病態を鑑みたGMAへの期待について伺いました。

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山梨県アダカラム
インタビュー記事シリーズVol. 53

地域中核病院IBDセンターにおける 多科/多職種連携の実際とGMAの展望

山梨県立中央病院院長, IBDセンター統括部長,消化器病センター長
小嶋 裕一郎 先生

IBD診療では、患者さん一人一人の人生に長期間寄り添い続ける必要があることから、医師をはじめとして、専門性の高い看護師や薬剤師、栄養士などによる総合的な対応が求められます。そのため、IBD診療のセンター化が重要であり、さらに腸管外合併症への対応やGMA施行などにおける積極的な多科連携が必要となります。そこで今回は、IBDセンターにおける多科/多職種連携の円滑な推進に向けたポイントについて解説いただき、併せて今後のGMAの展望についてお話を伺いました。

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